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言問橋
s言問橋
 隅田川シリーズが続く。B5。
 言問橋、”こととい”と読む。江戸言葉ではない響きだと思ったら、菅原業平の詠んだ、”名にし負はば  いざこと問はむ都鳥  わが思ふ人 は ありやなしやと” いう歌からきている。東武鉄道旧伊勢崎線の浅草駅の次が旧業平橋駅でスカイツリーに直結している。今や東京名物のスカイツリー。目に映れば見上げるが、ただ高いというだけのもの。人はまた高さに憧れるもの。横に渡るものと、上に登るもの。新旧の対比はまた一味違った都市の趣を見せる。
 橋は物資の行き交いだけでなく、橋の上での大きな悲劇とささやかな喜劇を生む場所でもある。この言問橋も、大きな悲劇を抱えたまま、水平を結ぶ横線と、スカイラインを割って建つ縦線の魅力と合わせて、隅田川に彩を添えている。
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