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28オックスフォード・アルフレットスクエア
ss28aオックスフォード・アルフレットスクエア
 オックスフォードは古い街。街全体をゴチック様式の、石の外壁で囲まれてしまうと、異郷人としての私は、重圧で何ともいたためられない。それを逃れるように歩くと、小さな広場に出た。一瞬、違和感を感じたが、見つめいると何とも肩の荷が落ちるようで、気張った気持ちがほぐれてくる。日本でよく見かける、正面のモルタル吹付の外壁に救われたようだ。
 建築の様式美を追うだけでは、街の生活感は理解できないのだろう。イギリス人も同じように感じていると思う。この絵の目的は、新旧の調和と生活感、よく見かける自動車などの道具の表現である。これにあまり描きすぎては、風景画にならない。車や人物、樹木などは街の添え物である。私の絵では、絵の効果を高めるための道具である。その道具も下手に描いては絵の雰囲気を壊し真似ない。
                           B5、ペン彩画。

ss28bオックスフォード・アルフレットスクエア

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