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21湯西川温泉平家の里
ss21b湯西川温泉平家の里

今は桜の満開の時期。ちょっと秋景色は合わないだろうが。。
 友人のスマホを覗いていたら、下段の写真が写っていた。
平家物語は私の座右の書である。何枚も絵のテーマに使っている。
平和と戦争、人と権力、文化と経済など、今でも映し出される人間模様のテーマが、含まれていて興味が尽きない。作家を変えて何度でも読み楽しんでいる。
奥日光の、その平家落人伝説にあやかった施設だそうです。写真の縦構図でも。左から太陽光線を入れて、木の影をリズミカルに映せば、強く奥行きが表現できると、思った。それでは絵がちょっと軽すぎると思って、右側の写真が無いか尋ねたところ、撮っていないと言う。現場写真は余分な捨て撮リが、絵を描く時にとても役に立つ。

ss21a湯西川温泉平家の里
また例のごとく、Gooleで検索、調べたが丁度良いアングルはない。仕方なくそれらを参考に、構図を決めた。実際とは違う風景であろうが、構図を創作した。秋風景を強調した。
こういった場合は、作者の自由である。ただし、旅行のパンフレットや、広告に使うのは、客観性を欠き、勘違いをしてを苦情が出る場合があるので注意を要する。今は世知辛い世の中です。絵を描くのは自由でも、利用については配慮が必要のようだ。
         F4,ウォーターフォード、水彩。
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20スロベニア・ブレット湖Ⅳ
ss20aスロベニア・ブレット湖Ⅳ
 これも友人の写真。撮影の日はあいにく雨でした。絵の材料とはいえ、雨だからと言ってあきらめずにちゃんと写真に残しましょう。写真さえあれば、後は晴れた日だとか夕景だとか、自由に自分の感性を不自然なく描けることでしょう。

ss20bスロベニア・ブレット湖Ⅳ

島の中央に見えるのが15世紀に建ったサンタ・マリア教会。”愛の教会”とか。人はこうゆうのに弱いんだな。
スロベニアの有名な観光地。傘も写ってしまい、こうゆう時に、見た目よりも暗く写るのが写真の欠点です。
雨の風景も良いのですが、今回は明るく晴れた絵にしましょう。

下絵の構図は写真のママ使う。もちろん、傘は描かない。自然風景の場合はペンは入れすぎると硬い絵になり易い。
この絵は中程度のペン入れかな。題名に”Ⅳ”とあるのはこの絵の4番目。ペン数を増やしたり、
減らしたり、アングルを変えたり、ガッシュで描いたり全部で7点ほど描いてみた。
朝や夕景、春夏秋冬の雪景色も楽しく描けそうなモチーフです。
湖面描写や樹木のタッチ、空と雲などと、いろいろと学べるモチーフでした。
                      F4、ホワイトワトソン、ペン彩画

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19ストックホルム港の風景
ss19aストックホルム港の風景
上はストックホルムの港を、港巡りの観光船に乗って窓越しに撮った写真である。
これも友人から借用した写真で、本人が乗った船は動いているので、なかなか構図がうまく決まらない。普通はあきらめるのだが、ここでよくシャターを切ったと思う。(今はデジタル写真、何枚撮っても損はしない)絵の資料に使うのなら、無駄になるのを承知して何枚もシャッターを切ること。後の整理が大変だが、思いもしない光景を発見することがある。


ss19bストックホルム港の風景

ハンザ同盟の活気ある歴史と、北欧の港の風景が良く写っている。
プリントすると、左のホテルの塔が切れているのが解った。これでは中途半端で絵の構図にならない。惜しい!そこでGoogle Earth で調べて左にある、塔を追加した。
空はそのままではつまらないので、夕焼け前の空にしてみた。旅の思い出の写真は多いほど良い。感動してついシャッターを忘れがちになるが、それも旅の数多い思い出である。
                        F4,ホワイトワトソン、ペン彩画。

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18ティーン教会
ss18bティーン教会・墨彩画
 プラハの旧市内広場に建つティーン教会。プラハは、歴史の面影を濃く
残した、魅力ある世界の古都のひとつです。9世紀後半にプラハ城が建設さ
れ、カレル4世(1316-78)の時代になると、神聖ローマ帝国の首都とな
り、黄金期を迎える。
 ここではプラハの歴史上、総ての時代のファーサードを見ることが出来る。
ティーン教会は、1270年からもとあった教会を、初期ゴチック様式で建て直した。
最後に完成したのは、15世紀になってからとされる。 ティーンとは昔この裏
に税関事務所があったから、そのまま付けたとか、こうゆう逸話は、物を調べる
と発見できる楽しさである。建築の歴史を測ると、その土地の風土や逸話に
恵まれてい,それを知ると、描く時に親しさが湧いて、色使いも違ってくる。
 縦構図だが、以前にペン彩画で横構図も描いている。これは水墨
画に彩色したもの。墨で濃淡をつけてから、完全に乾いてから着彩した。
 B4相当、和紙、墨彩画。

ss18aティーン教会・墨彩画

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17帝釈天ニ天門_参道正面
ss17b帝釈天ニ天門_参道正面
 平日の朝9時くらいの風景。”この時間だと静かで落ち着いてお参りができます。”と、掃除をしていた古老が挨拶をしてきた。柴又の地名は古く、正倉院文書の中にも(当時は島俣と言っていた)見られ、すでに1200年前から連綿と続く由緒ある地名です。”寅さん”の
映画でおなじみの帝釈天は、寛永8年(1631年)日忠上人の創建と伝えられ、正式には経栄山題教寺と言います。京成柴又駅からニ天門までの280Mの参道には40余軒の店舗が建ち並び、正面がニ天門です。右が昭和2年創業の亀屋本舗で、左が安永年間(1772~頃)創業のうなぎ・鯉料理自慢の老舗料亭 ・川千家(かわちや)です。この地域は”国選定重要文化的景観”に指定されています。帝釈天の御参りは、バスもあるけど、やっぱり京成電車で参るのが良いと思う。駅を出て映画の、寅さん像、さくら像を見ながら参道に入る。どこか見たような記憶がある、それは映画の一シーンだと気がつくでしょう。
             B5、ペン彩画。

ss17a帝釈天ニ天門_参道正面

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