
プラハの旧市内広場に建つティーン教会。プラハは、歴史の面影を濃く
残した、魅力ある世界の古都のひとつです。9世紀後半にプラハ城が建設さ
れ、カレル4世(1316-78)の時代になると、神聖ローマ帝国の首都とな
り、黄金期を迎える。
ここではプラハの歴史上、総ての時代のファーサードを見ることが出来る。
ティーン教会は、1270年からもとあった教会を、初期ゴチック様式で建て直した。
最後に完成したのは、15世紀になってからとされる。 ティーンとは昔この裏
に税関事務所があったから、そのまま付けたとか、こうゆう逸話は、物を調べる
と発見できる楽しさである。建築の歴史を測ると、その土地の風土や逸話に
恵まれてい,それを知ると、描く時に親しさが湧いて、色使いも違ってくる。
縦構図だが、以前にペン彩画で横構図も描いている。これは水墨
画に彩色したもの。墨で濃淡をつけてから、完全に乾いてから着彩した。
B4相当、和紙、墨彩画。